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理事長所信

                                                                                                                                                                                                              公益団法人上山青年会議所 第43代理事長 髙橋 寛光

私が上山青年会議所に入会したきっかけは「かみのやまを元気にしたい!」と思っていたからでした。嘘に聞こえるかもしれませんが、本当です。2010年に入会させていただいた際、地元の消防団での会話で先輩にそんな話をしたことがきっかけです。私は高校卒業後、家業の修行の為上京しました。そこには全国から修行に訪れており年齢も様々です。話しかけられる事といえば、 「かみのやまってどんなところ?」 「山形って何があるの?」

ということです。しかし当時の私には答えることが出来ませんでした。何故でしょう。それは、かみのやまや山形への関心がまるでなかったからです。質問してきた人の方がよっぽど詳しかったと思います。旅行で訪れた観光名所や美味しい料理や果物、今度訪れてみたいところなど。それからはかみのやまを知らない人へ紹介できるよう帰省した際は情報誌を買って県内を観光していたことを思い出します。修行を終えかみのやまに戻り、業に入りましたが、友人と話すことといえば地元の批判や自分のことばかりを考えていて、自分は地元に対して何が出来るのか、地域への関わり方がわからずにいました。そんな私の「無関心」を「関心」へ変えてくれたのがこの上山青年会議所です。メンバー達は誰かに言われた訳でもなく、自らで考え、自らで汗をかき、自らのお金と時間を使ってまで、誰かの為に活動していました。そんな先輩達の姿を見続けることで私の中に「当事者意識」が芽生えてきました。今まで他人のせいにしていたことが、全ては自分へとつながっているという考え方に変わり、何事においても変えたいことは自ら変えていける力へとなっていきました。本年は平成という一時代が終わりを迎え、新たな時代が始まる年です。いつの時代も世のため、人のため、住み暮らす地域のために行動し時代を切り開いてきたのは私達のような青年世代であります。人口減少が叫ばれる昨今、私達が住み暮らすこの上山市の「まちづくり」は国や行政や他団体がやればいいというわけではありません。人口減少が叫ばれる昨今では私達上山青年会議所が地域のコーディネーターとなり産学官民で協力しこのまちを盛り上げていきましょう。青年世代の代表である私達上山青年会議所は43年目を迎えます。長い間この地域に根ざした運動を展開してこられた先輩方の歴史と信用へ感謝するとともに様々な場面でご支援ご協力を賜りました幾多の方々へ感謝申し上げます。私達現役は現状に満足せずに、もっといい方法はないだろうかという「前向きな不満」を常に持ち続け変化を恐れずに行動していきましょう。

【好奇心が未来を変える】 私は JC 運動や仕事において特に大切にしてるものがあります。それは「好奇心」です。継続事業であっても「もっと」多くの人に伝えるには、「もっと」費用対効果を高めるには、「もっと」良いプロモーションはないのかと考えます。仕事においても一緒です。先輩方が築いてこられた事例を真似ることも最初は大切ですが、検証した結果がわかれば、もっと高めるにはどうしたらいいかという発想が必要です。 今の世の中は IoT 革命や第4次産業革命中と言われるように様々なものがインターネットに繋がり、人々のライフスタイルが目まぐるしく変化しています。生活環境やライフスタイルが変わるのであれば、私達は地域で求められるニーズをより早くキャッチし、地域から求められる事業を展開することにより、これからもこの地域に必要である青年会議所であり続けることが必要であります。よく「大変だ」、「面倒くさい」、「大体で」などの言葉を耳にしますが、そんな意識でいれば良い変化は訪れず成長も見込めないと思います。変化することには勇気がいりますが、安定した事業や環境や状況を見つけて進んで次のステップを模索するべきだと思います。 そんな好奇心と行動力が「明るい豊かな社会の実現」へ繋がるものと信じています。 【会員拡大は使命感と当事者意識を持って】 私達青年会議所は誰かがやるだろうという「無関心」から、自分がやらなければ誰がやるんだという「関心」へと意識変革を目指した運動を展開している団体であります。上山市において私達の運動を多くの市民の皆様から更に理解を得ていく為には多くのメンバーが必要であります。1人の声より10人の声の方が影響力を持っているというのは明らかであります。 青年会議所では多くのことが得られます。例えば、年会費は自己成長という意味の他、事業という形で地域発展の為に使うことができることや、自分より忙しく仕事をしているメンバーからは時間の使い方を学ぶことができるし、異業種でのメンバー構成である為、同業種では気付かない仕事での改善点を見つけることができます。事業を行う過程では、案内文や依頼文やお礼状等の作り方、打ち合わせ等での礼儀作法や、懇親会でのマナー、会議所という名前の通り会議の進め方などまだまだ得られることが沢山あります。 私達上山青年会議所は毎年変わる組織の中において常に本気で行動しています。共に汗をかき、議論し合い、時には喧嘩したり、時には恥を曝け出したり、理想の結果にならなければ落ち込んだり、多くの成果を得られれば共に涙したりします。大人になってからそんな経験ができるのは青年会議所だけだと思います。名刺を交換しただけでは生涯の友人にはなれないと思います。 そんな多くのチャンスと機会の提供がある上山青年会議所の会員を増やしていくには現役会員全員が「使命感」を常に持ち続けなければなりません。拡大担当の委員会だけが頑張れば良いわけではありません。全員が「自分が動かなければ」という意識を持って行動しなければ理解者は増えていきません。私はその意識を「当事者意識」だと考えています。 【継続事業にも前向きな不満を】 本年は「公益社団法人上山青年会議所杯 春の選抜中学校野球大会」が40年目を迎えます。 上山市内中学校の心身の健全育成と心身強化を目指して始まった本事業も回数を重ねるごとにその範囲、規模が拡大し、中体連や新人戦以外では唯一の県大会として定着しております。スポーツを通して子供達の交流の場として青少年の育成を目指すと共に、地域社会へ貢献できるよう本年も開催致します。40年目の大会を迎え思うことはこれまで継続して開催されてきた先輩方の情熱への尊敬と感謝であります。上山青年会議所の運動を地域の皆様に認知してもらうには必ず継続事業が必要であります。しかしながら、先輩方が築き上げたモデルに「ここまでやれば十分だ」と満足してしまってはそれ以上事業の発展は見込めませんし、自己成長もありません。「もっと青少年の育成に対し良い方法はないか」、「地域社会に対してもっと良い影響を与えられることはないか」、「参加者にもっと楽しんでもらえる手法はないか」という前向きな不満を持つことができれば更に進化させることができると共に、事業の費用対効果を高められると思います。 「スマイルプロジェクト☆(キラリ)かみのやま」は本年で10年目を迎えます。10年前 に開催趣旨を再定義し、名称を変え、会場を変え年を追うごとに進化してきました。その過程では新規の企業協賛が増え、市民の皆様からの募金が加わり、大学生や関係団体からのボランティアを募れたり、市内外の企業から事業へ参画してもらえたりと多くの方々よりこの事業に関わってもらうことが出来ています。様々な方々がこの事業に携わってくれることにより、地域発展を考えることができる良い機会となっているものと思います。今後もその輪を拡大させていくには「前向きな不満」を持つことが重要であり、上山青年会議所だけの事業ではなく地域全体で作り上げる事業へと進化させていくことがこれからの課題であります。その課題を解決し本事業をより一層盛り上げていくことがこの地域を更に発展させていける一つの道であると思っております。 【結びに】 私の好きな言葉で部屋に貼ってあるポスターがあります。相田みつを書の「一生勉強 一生青春」です。「年をとって困ることは、身体が固くなるばかりでなくて、頭が固くなること、心が固くなることです。心が固くなると、感動、感激がなくなります。一生青春を保つためには、心のやわらかさを保つこと。そのためには、具体的に何かに打ち込んでいくことだと思います。」 と生前しばしばそう語っていたそうです。 私達青年会議所は40歳までという制限がある為一生とはいきませんが、毎年新たな感動や感激を感じられるようチャレンジしていきましょう。そして、今のうちに失敗したり恥をかくことも必要です。40・50歳代で大きな失敗をしない為に、今がむしゃらに汗をかきながらがむしゃらに突き進んでみましょう。私は修行で上京する際、祖母に「聞くのは一時の恥、聞かぬは一生の恥」を覚えておくようにと言われました。まだまだ未熟な40歳までの青年期は失敗を恐れずに突き進む突破力を身につけていきましょう。 行動が変われば結果が変わり未来が変わります。時代が目まぐるしく変貌していき、新たな日本の夜明けを迎える2019年、公益社団法人上山青年会議所第43代理事長として信念を持ち続け、メンバーとともにこの上山青年会議所を更に進化させ次代に繋いでいくことをお約束し、理事長としての所信と致します。皆様、一年間何卒ご支援とご協力をお願い申し上げます