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理事長所信


公益社団法人上山青年会議所
第50代理事長 田島 大輔

                       所信

【はじめに】
 私たちの生活には「縁と恩」が詰まっており、すべての物事において何気ない日常が決して当たり前とはいえないからこそ、日々の出会いやつながりへの感謝が生まれると私は考えています。
上山青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現という理念のもと1977年に創立され、本年創立50周年の記念すべき年を迎えます。これも長きにわたり多くの諸先輩方が地域への強い想いを胸に「縁と恩」を紡ぎ、真剣に青年会議所運動に取り組んできた賜物です。そのような歴史ある団体の記念すべき年の理事長を務めさせて頂くことに心から感謝しています。上山青年会議所は本年をRestart、再出発の年とし山積する地域課題の解決へと向けメンバー一丸となり、感謝の気持ちと責任感をもち運動を展開することで人として更なる成長を遂げ、地域から必要とされる持続可能な組織として真摯に実直に邁進してまいります。

【創立50周年の感謝と未来へ】
 上山青年会議所は多くの青年の熱い志のもと、1977年6月3日に日本で616番目の青年会議所として誕生し、本年で50周年を迎えます。
 明るい豊かな社会の実現を目指し、諸先輩方は長きに渡り熱い志を持って様々な地域課題の解決に取り組み、今日まで上山青年会議所の歴史を紡いでまいりました。50年という歴史と文化の重みを、紡いできた「縁と恩」を、我々現役世代が受け継ぎ地域や関係者団体とさらなる強固な関係性を築くとともに深く心を通わせ、改めて私たちが地域に必要とされる存在であるという事を自覚し、感謝をもって事業に取り組んでまいります。
熱い志を引き継いだ私たちの、想いが、行動が、5年、10年もっと先の次代へと引き継がれるよう未来へつながる特別な50周年にして参ります。

【同じ道を歩む仲間を】
 「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」これはアメリカのアル・ゴア元米副大統領がノーベル平和賞授賞式典の演説で引用し、有名になったアフリカの諺です。
全国的に人手不足が話題となる昨今、上山青年会議所も例外ではありません。私が入会した当初40名前後いたメンバーは年々減少を続け、本年では期首メンバー○○名と大幅に減少しました。上山青年会議所が地域に必要とされ運動を広く伝播していくには、会員拡大の輪を広げ、メンバー数を増やすことは最重要事項となっております。そして多種多様なメンバーが増えることで組織に新しい風が吹き、様々な価値観に触れることで各々の成長へとつながります。
私たち現役メンバーもこれまで以上に自身の行動を見つめ直す必要があります。今の自分たちが目的に向けて行動したときに、何ができるのか、何が足りないのか、どうすればできるのか、自身の現状に目を背けることなく実直に向き合い、運動を展開し成長をしていくことで「縁と恩」が広がり、それが組織の魅力になり、拡大につながると信じています。「次代に向けて想いを紡ぐ」それが青年会議所の拡大だと私は考えます。

【まちを想い未来へつなぐ】
 上山青年会議所の重点事業である「スマイルプロジェクト☆かみのやま」は多くの団体や企業、市民のご支援、ご協力をいただき、昨年で16回目を迎えることが出来ました。この長きに渡り事業を続けることが出来ているのは先輩方の行動が「縁と恩」を紡ぎ、多くの方のご理解、共感へとつながったからです。
まちの発展のために「スマイルプロジェクト☆かみのやま」を継続していくためには、これまで以上に多くのご協力が必要になります。地域のために活動をしているのは我々、青年会議所だけではありません。多くの団体が存在し、まちの未来のために行動をしています。その中でも我々青年会議所は、意識変革団体としてまちを想い、行動できる次代を担う人財の育成をしていかなければなりません。
今年度は同日に「第59回山形ブロック大会 かみのやま大会」が開催されます。例年以上に上山への注目が高まり上山の魅力を発信する、そして我々自身もまちの魅力を再認識する絶好の機会であり「ブロック大会」を主管として迎えることは当青年会議所としても、大きな成長の時です。
「スマイルプロジェクト☆かみのやま」は上山青年会議所の重点事業だからこそ、まちの発展だけでなく青年会議所の活動を発信し、理解、共感へと広がり、未来へと「縁と恩」をつなぐ事業へと進化していきます。

【人と人とをつなぐ】
 今の社会は、インターネットやSNSの普及によって、誰とでもすぐにつながることができる便利な時代になりました。遠く離れた人とも瞬時にやり取りができ、情報も手軽に手に入るようになった一方で、直接顔を合わせて言葉を交わしたり、同じ時間や体験を共有したりする機会が少なくなっているのも事実です。ときに、人との関係が「画面越し」で終わってしまい、深いつながりを実感しにくい世の中になっているように感じます。
 だからこそ、次代を担う子どもたちには「人と人とのつながり」を大切にしてほしいと思っています。その根底にあるのが、日本人が古くから大事にしてきた「縁」と「恩」という考え方です。ここでいう「縁」とは、出会いやつながりを通して生まれる絆のこと。そして「恩」とは、その縁から受けた支えや学びに感謝し、それを次の誰かへ返していく心のあり方です。
 地域での活動や人との出会いは、子どもたちにとって忘れられない経験となり、その後の人生を支える力になります。小さな「ありがとう」が積み重なり、「縁と恩」として心に残ることが、やがて自分を支えてくれる大きな力になるはずです。
 子どもたちが地域の人々とふれあい、互いに学び、感謝しあえる環境をつくっていくこと、その積み重ねが、地域を支え合うあたたかな輪となり、上山市の未来をより豊かにしていくものと信じています。

【結びに】
 青年会議所は「縁と恩」を紡ぐ団体だと私は考えています。活動をしていく中で、日頃の仕事や友達付き合いでは出会うことのできない方との「縁」をいただくことができています。そして頂いた「縁」からこれまで経験することのなかった学びと成長の機会をいただいたことへの「恩」を感じています。私は脈々と受け継がれてきた青年会議所の「縁と恩」のおかげで本年理事長という職をお預かりすることが出来ています。だからこそ、50年という記念すべき節目の年の理事長として歩みを止めることなく、仲間と共に歩み続けるという決断をしました。
 「縁」に感謝し、「恩」を忘れず、この想いを心に留めメンバー一同団結してこの記念すべき1年と真摯に実直に向き合い邁進して参ります。