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理事長所信


公益社団法人上山青年会議所
第48代理事長 齋野 太吾

                       所信

【はじめに】
 上山青年会議所は、全国で616番目の青年会議所として誕生し、本年で48年目を迎えます。設立以来明るい豊かな社会の実現に向け活動して参りました。長きに渡り、このかみのやまの地でJC 運動・活動をされてきた諸先輩方の熱い想いを受け継ぎ、これからも我々は明るい豊かな「かみのやま」をつくるためにJC運動・活動を継続していくことが必要です。
私たちの住むかみのやまは、豊かな自然や伝統文化・名産品の種類も豊富であり、多くの魅力が存在する一方、重大な課題も多く抱えています。人口の減少やその影響による経済活動の低迷・少子高齢化・若者の都市部流出など、消滅可能性都市に指定されているのが現状です。私たちが生まれ育ち住むかみのやまをこれからも残していくために、私たち地域の青年が、地域の魅力を守り、今自分たちに何ができるかを本気で考え、一人ひとりが行動を起こしていかなければなりません。そして、その魅力を次代を担う子供たちに伝え、残していくことが大切です。
永らく続いたコロナ禍の影響による不況から、少しずつではありますが経済活動の回復が見え始めています。しかしながら、自然災害の頻発や、ロシア・ウクライナ紛争問題の影響による原油価格・物価の高騰、第五次中東戦争勃発の危機など世界的に先行きの見えない状況が続いています。その様な不透明で不安が付きまとう時代の中で、私たちは生まれ育ったこの「かみのやま」を次の世代へいつまでも残せる様、先頭に立ち、地域の方々にその姿勢を示し続ける必要があります。しかしながら、さらなる地域の発展と活性化を実現するためには、私たちの行動だけでは困難であり、市民や他団体・行政との連携は必須です。市民一人ひとりに高い志をもっていただき地域全体で一歩一歩前へ進むことで、次代を担う子供たちへ今よりもさらに明るい豊かな「かみのやま」を残せると確信しております。そして、メンバー一人ひとりが「かみのやま」を良くしたいという熱い想いをもち、多くの仲間たちと共に、何事にも恐れず挑戦し行動することで、自己の成長と上山青年会議所のさらなる発展につながり、より一層、地域に必要とされる団体になる様に活動して参ります。

【かみのやまの未来を担う子供たちに】
これからのかみのやまの未来を担っていくのは、私たち、上山青年会議所だけではなく、地域に住んでいる住民や青年、そして子供たちです。上山青年会議所では、今まで数多くのかみのやまの未来を担う子供たちの育成を行ってきました。近年子供たちを取り巻く環境は大きく変化しています。IT技術の進化により地域や世代を超えた交流が増えた一方で、地域内での交流や顔と顔を突き合わせた対面での交流が減少してきたと感じます。また、核家族化が進み子供たちの「孤独感」や「ストレス」が深刻な社会問題として取り上げられてもいます。それらの様々な要因が重なり、豊かなかみのやまの魅力を感じたり、人とのふれ合いから生まれる思いやりの精神を育む機会が減少傾向にあると感じます。時代によって取り巻く環境の変化はありますが、私たちが幼い頃に地域の大人から教えてもらったことを次世代の子供たちへと伝え、地域と人を愛する心を育むことが大切です。子供たちが地域や人を愛する豊かな心をもつことで、今後困難な状況にあっても互いに助け合う気持ちをもてる豊かな人財となってくれるのではないでしょうか。そのために私たち地域の大人も、今まで以上に地域に関する事や地域に住まう人のために出来ることを話し合い、行動する姿を子供たちに見せることが必要となり、未来を担う子供たちが安心して成長できるかみのやまを残していくために行動して参ります。

【会員拡大】
上山青年会議所の会員は、近年減少傾向にあります。会員拡大の活動は今まで行って来ましたが、会員の減少に歯止めをかけることができていません。
会員拡大の活動はLOMの存続のために必要なことであり急務です。しかし、上山青年会議所の活動や運営に支障をきたすことを解決するためだけに会員拡大が重要なのではありません。組織を継続させるという志だけではなく、会員同士の強固な絆の形成や、私たちと共に、地域のために活動する仲間を探し、友情を育むことが大切です。私たちは、上山青年会議所が明るい豊かな「かみのやま」のために行っている活動や、人とのつながり、他団体との連携・活動を行い切磋琢磨することで地域と共に自身も成長することができることを一人でも多くの市民に知ってもらい、理解してもらうことが必要だと考えます。そて、これからもかみのやまの未来を本気で考え、活動する仲間を一人でも多く育成し、今後もかみのやまに必要とされる団体になる様に活動して参ります。

【会員の資質向上について】
上山青年会議所は近年、入会歴の浅いメンバーが多く、青年会議所の使命である、「青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する」という理念を共感することが難しくなってきています。入会した方の動機は様々ですが、職種や年齢が異なる人たちが、JCを学ぶことで自らの成長につながると考えます。誰もが成長することで組織力も向上し、JCの使命である、地域に対して良い変化をもたらすことができる青年経済人を輩出し続けるべく、物事の本質をとらえて地域で活躍できる人財を育成します。

【広域連携について】
我々上山青年会議所には、メンバー間の交流だけではなく、それぞれの地域の様々な問題解決に向けて協力し合い、連携を深め、さらなる発展につなげるために友好を深めてきた同志がおります。福岡県で活躍する「一般社団法人大川青年会議所」、沖縄県にて活躍する「公益社団法人宜野湾青年会議所」の皆様です。各地域は各々の問題を抱えています。それぞれの地域の青年会議所メンバーが、地域の垣根を超えこれからも連携を深め、地域のさらなる発展へとつなげることができる様に活動して参ります。

【市民相互の交流による心のふれあい】
 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、今まで常識とされていたことが非常識となり、急激にかつ半強制的に新しい常態への移行が進みました。毎年7月の後半に、かみのやまの夜空に大輪の花を咲かせる「スマイルプロジェクト☆(きらり)かみのやま」も開催から15周年目を迎えます。過去の歴史をしっかりと紐解き、検証したうえで、新たな形式による交流の場を模索する段階にきています。大切なことは、固定概念を捨てることであり、そのうえで、この地域を愛する多くの人々を結びつけ、そしてふれあうことで、地域社会の絆の強化と、力強いまちづくりを進める必要があります。行政、企業、地域団体が一体となり地域社会を盛り上げていく運動を起こし、我々青年会議所もその中の一つとなり、大きな流れを作っていきます。そして、その大きな流れを一致団結して泳いでいくなかで、会員一人ひとりの成長と、組織の成長に繋げて参ります。

【結びに】
私は、この上山青年会議所に入会するまで地域のことを本気になって考えたことがありませんでした。ですが現在は青年会議所に入会し、様々な方達と出会い数多くの経験や体験を積ませていただいたことで、地域をより調べる様になり地域の抱える問題や課題について自分に何ができるかを考える様になりました。今後もより一層、志を同じくもつ仲間たちと共に、自己の修練、地域に対する奉仕、メンバーや地域の人との友情を基に、かみのやまに住まう全ての人々がこれからの未来に希望を持てる様、一人ひとりがこれから出来ることを考え、共に力を合わせ、明るい豊かな「かみのやま」の実現を目指して活動して参ります。
 最後に、2024年度公益社団法人上山青年会議所第48代理事長として、先頭に立ち、自覚と誇りをもち、全力で職務を全うして参ります。そして、理事長として、今までの経験を活かし、私個人の成長だけではなく、メンバー一人ひとりが成長し一致団結し、かみのやまを盛り上げることができる様に一年間活動して参りますので、皆様のご協力と、より一層のご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

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