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理事長所信


公益社団法人上山青年会議所
第46代理事長 富樫 錦矢

                       所信

【はじめに】
温故知新(おんこちしん)
温故知新とは、「故きを温めて新しきを知る」(ふるきをあたためてあたらしきをしる)とも読みます。温故は「昔の事を調べる」「歴史」、知新は「新しい知識や道理を見つける」ということです。すなわち、昔の学問や伝統などから新しい知識などを再発見するのが「温故知新」です。また、温は冷たいものを温め直す、訪ね求めるという意味もあり、そこから、古い物を訪ねて新しい事柄を知るともなります。解りやすい表現ですと、「過去から現在を知る」「歴史や経験から学ぶ」と、解釈できます。私たちは新しい事を学ぼう、研究しようとする時、どうしても過去を蔑ろにしがちです。しかし、過去から学べる事は無数にあり、過去があるから現在があり、そして未来があります。その中で新たなことに挑戦し多くの事を学べる機会は無限に用意されています。
 上山青年会議所は、
「われわれは仲間と手をとりあい、地域社会の経済と文化の高揚に、新しい先達となって明るいまちづくりに邁進する」
「青年会議所活動の果す貴重な役割を認識するとともに友情と信頼を深め、自己修練し、上山青年会議所としての確固たる基盤を築くべく決意する」
と、1977年2月20日に創立宣言文が宣言され、1977年6月3日に日本で616番目の青年会議所として誕生しました。46年という長きに渡り、地域に根差した運動を展開してこられた、諸先輩方の歴史と信用へ感謝いたします。その運動が、我々の住み暮らす地域に大きな影響を与え続け、その意思は現在、青年世代である我々に受け継がれ、運動の礎となっております。
昨今、新型コロナウイルスの感染拡大を受け世界各国、日本、そして我々の住み暮らす地域かみのやまでも、「従来通り」の生活が出来ず、コロナ渦の時代に即した形での生活が行われております。現在でも回復には至ってはおりませんが、各地域で新たな生活様式を取り組み、時代に即した形での活動を実践しております。過去を学ぶことにより、再発見があり、課題解決のための新たな行動に移すことが出来るのだと思います。さらに、社会問題の一例として、少子高齢化・消滅可能都市・大規模自然災害・空き家問題・フードロス問題・ジェンダー不平等問題・貧困問題・2025年問題等、問題や課題が山積みであります。こんな時代だからこそ、我々青年世代の若者が仲間と手を取り合い、地域のリーダーとして活躍し、地域のために情熱をもって本気の運動を展開していかなければなりません。
 我々が、当事者意識を持ち、過去を見つめなおし、新たな知識と情熱をもった本気の行動で、地域社会を明るく照らす存在となり、次の世代へと明るい豊かな社会を、すなわち明るい豊かなかみのやまの実現に向けて共に歩みを進めてまいりましょう。

【5年後のかみのやまを想像して】
私たちは、昨年45周年記念式典において、~かみのやまの未来「つなぐ」宣言~を行いました。その中で、これから5年後のかみのやま、上山青年会議所の運動指針の策定を行いました。
~まちづくり~
地域資源と「つながり」を活かした公益的な運動を推進し、地域の持続的な発展に寄与します。
~あすづくり~
たくましさと思いやり溢れる次代の担い手を育成し、未来へとバトンを「つなぎます」
~ひとづくり~
あらゆる機会に果敢に挑み、自己の成長を社会開発に「つなげる」実践的なリーダーを育成します。
我々は、かみのやまの未来「つなぐ」宣言の元、事業を構築してまいります。

【会員拡大は仲間づくり】
本年の新たな仲間づくりである会員拡大において、誰かがきっとやるだろうという他人任せの「無関心」から、私がやらなければ誰がやるんだという情熱的な「関心」へと意識変革を起こしていく必要があります。私たちは意識変革を目指した運動を展開している団体であり、地域において私たちの運動を多くの市民の皆様から理解を得ていくには多くの仲間が必要であります。
上山青年会議所には、元気でやる気に満ち溢れ時には家族以上に本気で関わってくれる仲間が沢山います。学生の頃は知らなかった人と、大人になってから知り合い、共に汗を流し根気良く様々な事業に取り組み「仲間」を作れる団体は他にはないと思います。仲間と友共に和気あいあいと友情を深めるチャンスがあります。
40歳までの限られた期間の中でも、多くのチャンスと機会の提供がある上山青年会議所の会員を増やしていくには、メンバーが「責任感」を常に持ち続けなければなりません。全メンバーが、私がやるという「当事者意識」をもって行動しなければ仲間は増えません。メンバーが「責任感」と「当事者意識」をもって活動行動しましょう。そして、1人の10歩より10人の1歩というように、多くの地域のリーダーを育成し、総合力でよりよい社会の実現のために運動を共に展開していきましょう。

【市民の笑顔があふれる事業】
上山青年会議所の重点事業である「スマイルプロジェクト☆かみのやま」は、かみのやまに住み暮らす人々のために毎年様々な挑戦の基に事業を展開し、今年で13回目の開催を迎えます。近年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響もありましたが、工夫を凝らし市民の皆様の笑顔の為に、事業展開を行ってまいりました。年々多くの方々がこの事業に携わってくれていることにより、地域発展を考えることができる良い機会になっていると思います。しかし、青年会議所のみではできることに限界があることも改めて考えさせられます。地域の関係諸団体と更なる連携は図れないか。地域資源とのつながりは他にはないか。年々上山青年会議所だけの事業ではなく、地域全体で作り上げる事業へと進化させていくことが課題であります。参加から参画へと我々の仲間を募り、課題を解決しこの事業をより地域の皆様と共により一層盛り上げていくことが、この地域を持続的にさらに発展させていける方法だと思います。地域のマンパワーをスマイルプロジェクト☆かみのやまで結集し、青年らしく未知の未来に果敢に挑戦することで、かみのやまにきらりと輝く笑顔をもたらしましょう。

【地域とつながり共に未来を創造しよう】
消滅可能都市という言葉を聞いたことがありますか。山形県においては8割以上の自治体が該当しております。そして我々の住み暮らす街かみのやまも状滅可能都市になっております。消滅可能都市とは、2010年から2040年にかけて20歳~39歳の若者女性人口が5割以下に減少すると予想されている自治体のことです。
そんな中、地域が本当に必要としているものは何かを市民一人ひとりが自ら考え地域とつながり地域を動かす事が必要不可欠です。そのためには、当事者である市民が自らに地域を深く知り、地域に対する郷土愛と関心を持ち、まちづくりに積極的に参加する環境づくりが必要です。我々は青年として市民一人ひとりの当事者意識の醸成を図り、まちづくりへの積極的な参画意識の向上を目指します。
また、我々は地域に住み暮らす次世代を担う青少年に、多くの機会を提供し、心身の健全育成と心身強化の経験を重ねることで、未来に対して自信をもち自ら考えて行動できる強い気持ちをもった青少年の育成を目指します。
そして、頼まれごとは試されごと。この言葉が私はとても大好きです。頼まれたことを「普通」にこなしても、ありがたみは薄い。良い意味で「予測」を裏切ることが大切。相手を感動させられるか試されている気持ちで常に運動を展開していきましょう。

【結びに】
地域に必要とされ続ける団体として、私たちは以下のことを意識して1年間邁進してまいります。
1つ目は、「元気」です。何事をするにもまず「元気」がなければ、行動はおこせません。
2つ目は、「やる気」です。何事にも「元気」よく行動し、「やる気」をもって望みます。
3つ目は、「本気」です。何事にも「やる気」をもって望み、「本気」で取り組みます。
4つ目は、「根気」です。何事にも「本気」で取り組み、「根気」よく継続します。
5つ目は、「和気」です。何事にも「根気」よく継続し、「和気」あいあいと仲間と友に成長します。
せっかく入会した青年会議所を通じて、発展と成長の機会を得て、地域をより良くする運動を起こしていきましょう。そして、共に活動する仲間と手を取り合い、私たちが住み暮らすこのかみのやまのために、創立当時と変わらないこの決意でこれからも「明るい豊かな社会」の実現を目指して行動していきましょう。
そして、『温故知新~つなげる行動つなぐ未来~』をスローガンに、全メンバーが熱い気持ちを持って行動を起こしていきます。